もう少し互いに摂受しましょうよ

止むことの無い
リアルでもネット上でも論争が起きる
論争自体は自然である
だが、一番懸念すべきなのは論争によって排除され、差別される人間が出ることである

人格者は差別により国民が分断されると世が乱れることを知る者である
利権は利権自体が問題なのではなく、
利権を一部が独占することで排除される者が出てくることが問題なのである

前に「宗論はどちらが勝っても釈迦の恥」という言葉を紹介したことがある
http://www.merry-shaka.com/?eid=665
http://www.horakuji.hello-net.info/log/2007.5.17.htm

また、「宗論は どちらが勝っても 釈迦の恥」といった江戸川柳が伝わっていますが、そのように世間から揶揄されるほど、諸宗派の間で、非建設的極まりない不毛な論争を繰り返しています。幕府は、これも社会の混乱を招くとして宗論禁止の沙汰を出していますが、陰では誹謗中傷合戦は変わらず行われていたようです。

しかし、そこでは「何故幕府がそのような規制を布いたか」といった視点がスッポリ抜けています。幕府もそうせざるを得ないような状況を、寺院・僧尼の破廉恥によって造っていた面が大いにあるのです。

無益なのだ
そして、有害なのだ
国を世の中を乱れさせる行為は厳に慎まなければならない
そして、和を大切にしなければならない